製造業特定技能外国人材受入れ・有料職業紹介事業・業務請負・業務委託
【業務請負業取引事例】
産業用ロボット設備製品製造
弊社が製造に携わっている「産業用ロボット用制御盤」は、
弊社において外板・筐体を完成させたのち内蔵機器の組付け等を行う企業によって、
部品の組付けが行われます。
使用する材料は、鋼板(作業指示書に基づく)になります。第一工程は、NCT(ニューメリカルコントロールタレットパンチプレス)を用いて、切断・穴あけ加工を行います。切断加工が完了した部材は、面取り機・バリ取り機を用いて研磨・バリ取り等の仕上げ加工を施します。第二工程は、プレスブレーキを用いた曲げ加工を行います。第三工程は、曲げ・仕上げ加工が完了した部材の必要個所にタッピング機を用いてカシメを押し込みプレス加工を行います。
金属加工処理が完了した部材を図面(作業指示書等)に基づき溶接を行い、コントローラ・ユニットの外板部品や筐体にします。用いる溶接機は、材質や仕様に応じて使い分けを行います。筐体などの小物は、半自動溶接機やレーザー溶接機を用いる場合が多く、外板部品の溶接には、ロボット溶接機を用いて溶接を行います。尚、溶接機は出力に応じて対応できる材料が異なるため、仕様書に準じて適切な設備(溶接機)を使用します。
産業用ロボット用コントローラ・ユニット(制御盤)の外板・筐体・コネクタ部品の塗装になります。塗装を行う部材は、金属加工・溶接加工が完了したものと、組付け工程(別事業所)で組付けられる外板部品・筐体となります。第一工程は、塗装前処理を行います。各部材の状態を確認し、修正処理等が必要な箇所は、ショットブラストを用いて塗装ムラが発生しないように下地処理を施します。下地処理が完了した部材は、次の手順で塗装前処理を行います。①脱脂➡②一時水洗➡③表面調整➡④被膜形成➡⑤二次水洗➡⑥湯洗➡乾燥 二次工程は、塗装前処理が完了した部材に静電塗装装置を用いて塗装を行い乾燥させます。尚、塗料の種別・色・塗装膜の厚み・層などは、作業指示書に準じて作業を行います。